宮沢りえは主役ではなかった!?「ぼくらの七日間戦争」の真実とは

僕らの7日間戦争 Movie

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久しぶりに『ぼくらの七日間戦争』を観ました。

1988年公開の映画です。当時、主人公たちとほぼ同い年だったので記憶に残っています。女優・宮沢りえさんのデビュー作としても有名で、記憶の中には今でも鮮明に宮沢りえさんが戦車に乗っている映像が焼きついています。

そう思っていたのですが…久しぶりに観たら、全く記憶の中の『ぼくらの七日間戦争』と違っていて驚きました。

 

今回は、そんな映画「ぼくらの七日間戦争」の真実を紹介します。

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宮沢りえは主役ではなかった!?「ぼくらの七日間戦争」の真実とは

まず、1988年公開の映画『ぼくらの七日間戦争』について紹介します。

公開日

1988年8月より全国東宝系で公開されました。

原作

宗田理さんです。

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製作

角川春樹さんです。

角川春樹事務所、角川映画です。

監督

菅原比呂志さんです。

主題歌

TM NETWORK「SEVEN DAYS WAR」です。

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主な出演者(今回、私的に印象に残ったランキング10位)

1位 菊池健一郎…サッカー部で男子のリーダー的存在・菊池君役。

2位 鍋島利匡…空手をやっている硬派な安永君役。

3位 賀来千賀子…英語教師役。

4位 大地康雄…学年主任役。

5位 倉田保昭…体育教師役。

6位 五十嵐美穂…相原君に好意を寄せている女の子・橋口純子役。

7位 宮沢りえ…学級委員長の中山ひとみ役

8位 大沢健…秀才の中尾君役。

9位 佐野史郎…担任教師役。

10位 金浜政武…おデブの日比野君役。

「ぼくらの七日間戦争」を観たきっかけ

久しぶりに宮沢りえさんの若かりし頃が見たくなり、Amazonプライムビデオでポチっと押して観ることにしました。

記憶の中の「ぼくらの七日間戦争」は宮沢りえオンリー

大げさにいえば、記憶の中では『ぼくらの七日間戦争』という映画には宮沢りえさんしか出演していませんでした。

宮沢りえさんの為の宮沢りえさんによる映画だという認識だったのです。

そういう感覚で、青春のアイドルである宮沢りえさんを観ようと意気込んで観はじめました。

ぼくらの七日間戦争のあらすじ

校則が厳しい中学校が舞台になっています。最初は、数々の腹ただしい校則のオンパレードがあります。

その後、唐突に同じクラスの男子中学生8人が家出をして、生コン工場のようなところに立て籠もります。

その後、クラスの女子3人(宮沢りえ含む)が男子8人に合流します。

連れ戻そうとする学校側と対決します。

まあ、こんな感じの流れです。

宮沢りえは脇役!?実際の「ぼくらの七日間戦争」

実際の「ぼくらの七日間戦争」の主役は、男の子たちでした。生コン工場に立て籠もった8人の男子中学生が主役なのです。その中でもサッカー部の菊池君(菊池健一郎)と、空手をやっている安永君(鍋島利匡)W主演のような印象でした。

宮沢りえさん含め3人の女子は、後から合流します。そして、その女子たちの中で際立って宮沢りえさんの出番が多いわけでもなく、女子3人はほぼ同じくらいの出番でした。どちらかというと、男子に片思いをしている橋口さん(五十嵐美穂)という女子の方が目立っている印象さえしました。

映画を観ていくうちに、全く記憶が間違っていることに気づきました。宮沢りえさんは、ほとんど出てきません。主役というより脇役という感じなのでした。

記憶の改竄の理由

それにしても、何でほとんど出てこない宮沢りえさんの映画だと思い込んでしまっていたのでしょう。このような記憶の改竄が起きたのは、何故なのか、考えてみました。

その当時、超絶輝いていた宮沢りえさんだけを見ていたからだろうか?と思いましたが、何だか違うような気がします。多分ですが、宮沢りえさんのその後の活躍により「ぼくらの七日間戦争」が宮沢りえさんの映画だという風に思い込んでしまったのだろうと思います。

他の要因としては、パッケージに宮沢りえさんが大きく出ているからだと思います。

ぼくらの7日間戦争

よく自分自身の体験した記憶でも写真によってしか思い出せないものがありますが、あんな感じだろうと思います。宮沢りえさんのその後の活躍とビデオパッケージにより、映画の記憶そのものまで、すりかえられたのではないかという結論に達しました。

これは、我ながら面白い現象だな~と思いました。

人間関係にあてはめると、よく第一印象が大事だといいますが、実は第一印象なんてその後の行動でどうにでもすり変わるんじゃないかとも思いました。

まとめ

今回は、ぼくらの七日間戦争と記憶の改竄を紹介しました。

たまたま30年ぶりに観て良かったと思っています。今さらながら、まだ中学生気分でいるな~とも思いました。ただもう大人ですから、家出する必要も立て籠もる必要もありません。自分の好きな場所に行く事ができます。かといって、どこにでも行けない大人の事情も出てきますが、基本的にはどこにいっても何をしても自由なんだな~と改めて感じました。

記憶の中では何となく軽薄な印象の映画でしたが、今観ると(他の映画がさらに軽薄になっているのか?)結構重たいテーマだと感じました。

こういう発見もありますから、たまに昔観た映画を観ることも大事だな~と思います。『ぼくらの七日間戦争』はAmazonプライムで観ることができます。まだ入っていない人は30日間の無料トライアルがありますので、是非この機会に無料でご覧ください。

 

 

ちなみに、40代50代の方向けの日本映画には他にもあの頃の給食を描いた『おいしい給食』という映画があります。こちらもおススメです。

 

 

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