また失敗した。失敗ばかりの人生だから特に珍しくもないのだが、いかんせん毎回イヤな気持ちになる。
それにしても、未熟にも程がある。このままでは爺さんになっても未熟のままだろう。「さえない人であった」という弔辞を読まれて終わるだろう。まあ、葬式なんかもないだろうが。
それはさておき。
今回は、そんな失敗した時の私なりの対処法を紹介しよう。
失敗した時の対処法
この世に生を受けて、早くも半世紀が経とうとしている。いつになったら成功するのだろうか。
成功の美酒は遠い夢。毎度ふがいない自分を戒めるようなやけ酒ばかりの人生だ。
飲み屋の女に愚痴る
まず、最初に思いつくのが飲み屋の女にグチグチ文句を言うことだ。彼女らも商売だからはじめの内は「あら大変ね」「それで?」という調子だ。これは気分がいい。私の愚痴に話をあわせてくれるから、ついつい得意の罵詈雑言を披露する。
「世の中、全員、バカ!わかるだろ?」
「わかるわかる!」
しかし、徐々に時間経過とともに、私の体力も落ちてくるし、新しい罵詈雑言が見つからなくなる。次第に彼女らの表情が曇ってくるのが見てとれる。私には、他人の表情一つで何を考えているかある程度わかる才能がある。彼女らがごまかしているつもりでもすぐにわかる。
すると、新たなストレスが溜まってくる。
「この、クソアマめ…。適当なことばかり言いやがって。本当にわかっているのか!」
普段は柔和で温和で性格の良い私だ。だが、いかんせんムシャクシャして飲みに出ているのだ。いつのまにか口調も荒くなるのも当然だ。たいした女でもないのに大金を払っているという新たな怒りも込みあげてくる。
最終的には飲み屋の女とケンカになることが多い。出入り禁止の店が一軒一軒と増えていく。もうその街には二度と足を踏み入れないことになる。
ブログを書く
こうしてブログを書くことが一番のストレス解消になる。ラジオや動画よりも書き言葉の方がいいと個人的には思っている。意外と頭の体操になるし、やはり書きながら新たな発見もする。
今回でいえば、「失敗」したことをあれほど悔やんでいたのだが、もうどうでもよくなってきた。結局どうでもいいことだったのだ。どうせ死ぬわけではない。餓死しそうになったら生活保護を受けにいけばいい。通らなかったら市役所の前で座り込みのハンガーストライキをすればいい。そうしていれば、そのうち生活保護も嫌でも受けさせるしかなくなるだろう。
下痢の苦痛に比べる
下痢になりトイレにしゃみこんでいると、この世の終わりを感じることがある。いっそ死んだ方が楽だと思える。失敗+下痢のコンボが同時に襲ってきた時は、もう本当に…。下痢の苦痛の時にこう自問自答する。
「失敗して金を失うか、このまま下痢が止まらずトイレで生活するか、どちらを選ぶ?」
そうすると誰もが迷わず「トイレから出たい!」と答える事だろう。この世のほとんどの失敗談は、強烈な下痢よりもマシだ。
まとめ
疲れてきたからまとめよう。
今回の失敗は金に関する失敗の対処法である。そもそも私には、名誉も地位もないし、友もいない為、その他の失敗には縁がない。「また借金の額が増えた、どうしよう」という程度の話である。兎に角この世のいかなる失敗も大したことではない。
明日のことを思い煩うな。
明日は明日の風が吹く。
ジタバタするな。
喉元過ぎるまで待て。