言葉に魂をこめると、言霊となる。
そして、言霊を受け取った者が生霊となる。
生霊は非常に面倒くさい。
ただ言霊をどう生み出すかわからない者もいるだろう。
今回は、言霊を発する方法について解説する。
言霊とは何か?言霊をぶつける方法
書き言葉も話し言葉も同じ方法
まず書き言葉と話し言葉で方法が変わるのかと言えば、そういうものではない。
全く方法としては同じなのである。
では、どうするのか?
相手を想う
すごく単純なことだ。
まず書き言葉なら、誰かを想いながら書くだけだ。
話し言葉なら、目の前の者を想いながら話すのだ。
これだけのことだ。
では、何故、ほとんどの者が言霊を発せられないのか?
他者への想いが弱い
それは単純に他者への想いが弱いからだ。
言霊を発する者は自分語りをしているようで、実際は相手のことを第一に考えて言葉を紡いでいる。
それは書き言葉でも話し言葉でも同じだ。
自分への想いの強さではなく、他者への想いの強さが重要なのだ。
言葉の意味
自分を想うだけなら言葉を発する必要はないだろう。ただ頭の中で思っておけばいいのだから。
あえて自分の頭の外へ発する言葉は、誰の為か?
全て、私以外の他者の為でしかない。そもそも言葉の成り立ちとは、そういうものであろう。
では、どのようにしたら、他者への想いを強くできるのだろうか?
自他を同化する
まず自分と他者の境界線を無くすことだ。
私という境界内で発する言葉は、私という境界内から出ていかない。境界線をなくすことで、言葉は飛び立つのである。
逆説的だが、境界線をなくす方法としては、自我で世界を包むことである。妄想を怖れず、大いなる想像力を持つことだ。これは、それほど難しいことではない。
それでも難しいと感じる者へトレーニング方法を教えておく。
モノマネをする
自分以外の他者(※死者含む)のモノマネをすることからはじめると、自他が同化しやすくなるし、次第に境界線が消えていく。生きている他者のモノマネをやってもいいし、死者のモノマネでも良い。書き言葉でも話し言葉でも真似をする。そのようなモノマネを経ていくと、いつの頃からか憑依のレベルまで達する時が来る。
すると、自然と言霊が出てくる。
まとめ
言霊は魔物である。しかし、言霊を発せられない者が多いから、ほとんどの言葉は空虚である。
最後に言霊を発する真髄を書き残しておく。
言霊を発したいと思う者は、私を想像してみて欲しい。わからず屋の私に話しかけるつもりで言葉を発すればいい。
きっと強い言霊になるだろう。