左翼とは、平等、反権力、反戦、労働運動、社会主義、共産主義などと結びつけられる思想や運動を指す言葉である。
しかし、日本の左翼も一枚岩ではない。合法政党としての左翼がある一方で、1960年代以降には新左翼が登場し、学生運動、内ゲバ、武装闘争、海外ゲリラ活動へと向かう流れも生まれた。
物語の断面図では、左翼を単なる政治思想ではなく、戦後日本の若者や活動家たちが何に怒り、何を信じ、どこで壊れていったのかを読むための入口として扱う。日本赤軍、連合赤軍、東アジア反日武装戦線、桐島聡、重信房子らを通じて、理想と暴力の距離を見ていく。
