左翼

左翼とは、平等、反権力、反戦、労働運動、社会主義、共産主義などと結びつけられる思想や運動を指す言葉である。

しかし、日本の左翼も一枚岩ではない。合法政党としての左翼がある一方で、1960年代以降には新左翼が登場し、学生運動、内ゲバ、武装闘争、海外ゲリラ活動へと向かう流れも生まれた。

物語の断面図では、左翼を単なる政治思想ではなく、戦後日本の若者や活動家たちが何に怒り、何を信じ、どこで壊れていったのかを読むための入口として扱う。日本赤軍、連合赤軍、東アジア反日武装戦線、桐島聡、重信房子らを通じて、理想と暴力の距離を見ていく。

映画解読

見沢知廉とは何者だったのか|映画『天皇ごっこ 見沢知廉・たった一人の革命』から読み解く実像

見沢知廉とは何者だったのか。新左翼から新右翼へ、三島由紀夫の自決、一水会、統一戦線義勇軍、スパイ粛清事件、獄中での執筆、そして『天皇ごっこ』へ。映画『天皇ごっこ 見沢知廉・たった一人の革命』も手がかりに、その実像を読み解く。
映画解読

三島由紀夫は本当に右翼だったのか|左翼の時代へのアンチテーゼとしての美学

三島由紀夫は本当に右翼だったのか。市ヶ谷事件で残された檄文を読み解きながら、三島の右翼性を単なる政治思想ではなく、左翼運動が熱を帯びた時代へのアンチテーゼとして考える。
書物私論

小田実とは何者だったのか|ベ平連を率いた作家、その生涯と思想

小田実とは何者だったのか。『何でも見てやろう』で知られる作家からベ平連の代表となった生涯を年譜でたどり、「難死」の思想、市民運動、重信房子との接点、晩年のNHK映像まで紹介する。
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映画解読

山岳ベース事件からあさま山荘事件へ|連合赤軍はなぜ自壊したのか

山岳ベース事件からあさま山荘事件へ、連合赤軍はなぜ自壊したのか。総括による内部リンチ、12人の死亡、逃亡、あさま山荘立てこもりまでの流れを整理する。
映画解読

山岳ベース事件の人物相関図|誰が誰を裁き、誰が生き残ったのか

山岳ベース事件の人物相関図として、連合赤軍内部で誰が誰を「総括」し、誰が死亡し、誰が生き残ったのかを整理する。森恒夫、永田洋子、坂口弘、遠山美枝子ら主要人物の関係と事件後の結末を追う。
書物私論

よど号ハイジャック事件とは何だったのか|赤軍派が北朝鮮へ渡った日本初の航空機ハイジャック

よど号ハイジャック事件とは何だったのか。赤軍派メンバー9人が日本航空351便を乗っ取り北朝鮮へ渡った事件を、北朝鮮行き要求、金浦空港偽装作戦、赤軍派の世界革命構想との関係から整理する。
書物私論

よど号メンバーのその後|北朝鮮へ渡った赤軍派9人はどうなったのか

よど号事件を起こし北朝鮮へ渡った赤軍派メンバー9人は、その後どうなったのか。田宮高麿、小西隆裕、魚本公博、若林盛亮、赤木志郎、田中義三、柴田泰弘らの帰国・死亡・国際手配・拉致問題との関係まで整理する。
映画解読

奥崎謙三とは何者だったのか|神軍平等兵を名乗り、戦争責任を追及した男

奥崎謙三とは何者だったのか。『ゆきゆきて、神軍』で知られる元陸軍兵士は、ニューギニア戦線の経験から戦争責任を追及し、「神軍平等兵」を名乗った。反天皇制、アナーキズム、選挙出馬、暴力事件まで含め、奥崎謙三の思想と危うさを整理する。
映画解読

岡本公三とは何者だったのか|『革命』で死ぬはずだった青年がレバノンで生きた54年

1972年のロッド空港乱射事件で唯一生き残った岡本公三。熊本での生い立ち、兄・岡本武の影響、イスラエルでの服役、捕虜交換、レバノン亡命、78歳での死までをたどります。
書物私論

ベ平連とは何だったのか|全共闘でも共産党でもない1960年代の反戦運動

ベ平連とは何だったのか。1965年に始まったベトナム反戦運動は、共産党でも新左翼でもなく、規約や会員制度を持たない異色の市民運動だった。小田実、鶴見俊輔、開高健、米軍脱走兵支援、重信房子との接点から、その実像をたどる。